●ITやAI、ロボティクスなど先端研究を共同で進めていく
●各企業は600~700万レフを研究所に拠出
ブルガリアで新たに設立されたコンピューター科学・人工知能(AI)・テクノロジー研究所(INSAIT)に、グーグル、ディープマインド、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の3社がそれぞれ数百万レフを投資する。ITやAI、ロボティクスなど先端研究を共同で進めていく狙い。ウェブホスティングサービスのサイトグラウンドなど地元企業も参加する。
グーグルとディープマインドは3年間で600万レフ(310万ユーロ)を、AWSは5年間で700万レフ(360万ユーロ)を支出する。サイトグランドが1,200万レフ、アプリケーション開発ツールを手がけるテレリクの共同創業者、ヴァシウ・テルジエフ氏など、地元の起業家が合計170万レフを投じる。
INSAITはソフィア大学の付属機関として、11日に開所されたばかり。スイスのチューリッヒ工科大(ETH)および連邦工科大(EPFL)と提携を結んでいる。誰もが開発に参加できるオープンリサーチを通して、ハイテク企業が事業を展開しやすい環境を育てるのが目的だ。政府が10年間で最大1億7,000万レフを支援する。(1BGN=69.75JPY)