三菱重工―独社のボイラー改修を受注―

三菱重工業は18日、欧州現地法人三菱パワーが砂糖大手の独ジュートツッカーからボイラーの改修工事を受注したと発表した。製糖用のボイラー燃料を石炭から天然ガスへと改めることで、ジュートツッカーが炭素排出量を削減できるようにする。燃料は将来的に100%水素へと切り替えることができる。

独南部のオクセンフルトにあるジュートツッカー最大の工場でボイラーを改修する。砂糖の生産はエネルギー集約型で、電力会社なみの熱を必要とすることから、石炭に比べ温室効果ガス排出量が少ない天然ガスへと燃料を改める意義は大きい。2023年度の改修工事完了を予定している。

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