コロナ感染者の隔離期間を5日に短縮

独ロベルト・コッホ研究所(RKI)は2日、新型コロナウイルス感染者の隔離期間を従来の10日から5日に短縮することを勧告した。国と州の保健相合意を踏まえたもので、各州は今後、同勧告に基づいた新ルールを導入する。バイエルン州とザクセン州はすでに5日に短縮している。

国と州の保健相は4月28日のビデオ会議で、感染者の隔離期間を5日に短縮することで合意した。国のカール・ラウターバッハ保健相は、現在主流のオミクロン株BA.2系統は感染期間が短いと指摘。隔離期間を改めることは妥当だとの認識を示した。

RKIは今回の勧告で、隔離期間の経過後に迅速抗原検査を自主的に受けることを強く要請した。同検査で陽性となった場合は隔離を継続するよう求めている。隔離義務のない濃厚接触者に対しても、他人との接触を可能な限る抑制するとともに、市販のセルフ検査キットを使って感染していないかどうかを毎日、調べるよう要請した。

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