ソラリスがモンテネグロで初受注、港湾都市にMHVバスを供給

ポーランドのバス製造大手ソラリスは12日、モンテネグロで初の受注を獲得したと
発表した。主要港バールの運営会社ポートオブバールに「ウルビーノ12」のマイル
ドハイブリッド(MHV)モデル1台を供給する。納車は12月の予定。これにより、ソ
ラリスのバス車両運行国は33カ国に拡大する。
納入するモデルは全長12メートルで、主に港湾労働者や訪問客の輸送に投入され
る。ブレーキ時の回生エネルギーをバッテリーに蓄電し、ディーゼルエンジンに大
きな負荷がかかる発進時や加速時にモーター駆動に切り替えることで、燃費を減ら
して有害物質の排出量を削減できる。座席数は29。地中海性気候に属する同地向け
に高性能のエアコンシステムを装備する。
ポートオブバールは同モデルの購入に伴い、南アドリア海地域の港湾都市の持続可
能なモビリティ実現に向けた「SuMo」プロジェクトの一環として欧州連合(EU)の
資金援助を受ける。
MHV版ウルビーノ12の現行モデルは2020年の市場投入以来、独ハーナウ(16台)、
ポーランドのウッチ(29台)、オーストリアのウィーン(4台)などで計約70台を
受注している。

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