シーメンス、商用車用電動パワートレイン事業を売却

独シーメンスは20日、商用車用パワートレイン事業を米自動車部品大手メリトールに売却することで合意したと発表した。周辺事業の整理方針に基づく措置。取引金額は約1億9,000万ユーロとなる見通し。年内の売却手続き完了を見込む。

シーメンスの当該事業ではトラック、バス、建設運搬車、オフロード車向けに電気駆動システムを生産している。雇用規模は200人。

メリトールは今回の取引により、次世代電動パワートレインの開発を強化する。同社に対しては米ディーゼルエンジン大手カミンズが2月に37億ドルでの買収を提案し、メリトールの経営陣はこれを受け入れた。26日の臨時株主総会で承認されれば、メリトールは年内にも買収される見通しだ。

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