独ZF、グリーンスチールの長期調達契約を締結

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは18日、生産過程における二酸化炭素(CO2)の排出量が数ないグリーンスチール(低炭素鉄鋼)の長期調達契約をスウェーデンのスタートアップ企業H2 グリーンスチールと締結したと発表した。H2 グリーンスチールは、2025~2032年の間、年25万トンのグリーンスチールを供給する。これは、現在のZFの年間鉄鋼需要(年約250万トン)の10%に相当する。

ZFは今回の長期契約により、サプライチェーンの上流におけるCO2排出量を年約47万5,000トンの削減することができる。

H2 グリーンスチールは2021年設立の新興企業。鉄の還元工程において、コークスの代わりに再生可能エネルギー由来のグリーン水素を使用することで、製鉄工程におけるCO2排出量を大幅に削減することができる。

H2 グリーンスチールは、スウェーデン北部の鉄鋼所からZFにグリーンスチールを供給する予定。

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