トルコが国連に国際名変更を要請、「七面鳥」との混同避ける狙い

トルコのメヴリュト・チャウショール外相は5月31日、国際連合(UN)などの国際
機関に対し、トルコの国際名称として「テュルキエ(Turkiye)」を採用するよう
正式に要請した。従来の「ターキー(Turkey)」が英語で「七面鳥」の意味も持つ
ため、紛らわしいというのがその理由だ。
国有放送局TRTは、「グーグル検索で『Turkey』を調べると、トルコを北米原産の
大型の鳥(注:七面鳥)と関連付ける画像や記事、辞書の定義などが大量にでてく
る」とコメントしている。
トルコはすでに昨年末に輸出品の産地表示に「メイド・イン・テュルキエ」を採用
することを決めた。エルドアン大統領はこの措置について、「テュルキエ」がトル
コの文化、文明、価値観を最もよく表していると理由づけた。
「テュルキエ」の知名度向上に向けて、フラッグキャリアのターキッシュエアは
「ハロー・テュルキエ」を広告スローガンに採用した。チャウショール外相による
と、政府もソーシャルメディアで名称浸透をねらったキャンペーンを実施している
という。

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