堀場製作所の独拠点開所、エラクトロライザー評価装置など生産

堀場製作所は6月28日、燃料電池やバッテリー、エレクトロライザー(水電解装置)などの評価装置を開発・製造・販売する独子会社ホリバ・フューエルコンの新施設が本格稼働したと発表した。炭素中立実現向けた世界的な取り組みを背景に需要の拡大が見込まれることから、生産能力を拡大した。

2,870万ユーロを投じ、独東部バルレーベンに「ホリバイーハブ」という名の開発・生産拠点を開設した。開発・生産エリアの面積は従来の5倍の7,000平方メートルに拡大。生産能力は年内にこれまでの約3倍に引き上げる。再生可能エネルギーを用いてエレクトロライザーで製造するグリーン水素の需要が高まれば、生産能力を一段と増強する意向だ。

同社は2018年、独フューエルコンを買収し、ホリバ・フューエルコンとして子会社化した。フューエルコンは燃料電池評価の知見を活かした水電解評価装置を開発、生産しており、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)が主導する水素プロジェクト「H2Giga」にも参加している。

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