●新たにルノー車とラーダ車を導入、年産能力2万5,000台を計画
●起亜自は現地で好評、モデル数と生産台数増の好機と判断
韓国・起亜自動車子会社の起亜ロシア・CISのサン社長は5日、ウズベキスタンのウムルザコフ副首相兼投資貿易大臣と会談し、同国中部のジザフ工場の生産ライン拡張や新プロジェクトを通じて同国での市場地位を強化する考えを明らかにした。
起亜は2021年、ウズベキスタン政府とジザフの乗用車組み立て工場の合同プロジェクトを立ち上げた。同工場ではこれまでに起亜8モデルを合計6,000台超生産し、ウズベキスタンの自動車産業育成に貢献している。現地で同社モデルが好評なため、モデル数や生産台数を大幅に増やせると見ている。
拡張第1段階の投資額は1,260万ドルを見込む。新たにルノーとラーダのモデルも導入し、年間生産能力で2万5,000台を計画する。従業員は250人の予定。第2段階では年産能力を10万台に引き上げ、従業員も3,000人に増やす考えだ。値ごろな価格で提供できるよう、現地調達率30%を目指すとともに、現地下請け会社との提携で部品生産も行う考えだ。