●両国の首都を結ぶ路線が定期運行されるのは4年ぶり
●ビジネスマンや観光客の需要増を見込したもの
中国の海南航空が16日、北京・ベオグラード便を就航した。両国の首都を結ぶ路線が定期運行されるのは2018年以来、4年ぶり。セルビア国営航空エアセルビアも秋にベオグラード・天津便が就航する。両路線とも、週1回ずつ運行される。
セルビアは現在、中国、米国、ロシア及び欧州連合(EU)の主要な空港と直行便で結ばれている数少ない欧州の国となっている。中国人の短期滞在に査証が要らないことや、新型コロナ関連の入国制限措置が撤廃されたこと、年内の自由貿易協定(FTA)締結が予定されることで、ビジネスマンや観光客の需要増が期待されている。
海南航空は2017年9月にも17年ぶりにプラハ経由で北京―ベオグラード便の定期運行を開始したが、利用客数が少なすぎるとして1年後に廃止した。