スウェーデン自動車大手のボルボ・カーと中国同業の浙江吉利控股集団の合弁会社で、高級電気自動車(EV)の生産を手がけるポールスター(スウェーデン)は13日、2022年上半期の販売台数が2万1,200台となり、前年同期に比べ125%増加したと発表した。受注台数は350%増の5万台に達している。4月に米レンタカー大手のハーツと今後5年で最大6万5,000台を納入する契約を獲得したことが大きい。
進出市場は2022年初頭の19から25カ国に拡大した。ディーラー数は103店から125店に増加し、さらに約30店舗が年内に開店する予定。顧客の試乗回数も210%以上増えている。
ポールスターは現在、プラグインハイブリッド車(PHV)の「ポールスター1」と、完全電気自動車(BEV)の「ポールスター2」を展開しており、今年10月には初のSUVモデル「ポールスター3」を発売する予定。新SUVモデルは初の米国生産モデルとして、ボルボ・カーズのサウスカロライナ州のチャールストン工場で生産される。
ポールスターは6月24日、特別買収目的会社(SPAC)のゴアズ・グッゲンハイムとの合併により米ナスダックへの上場を果たした。