ティッセンクルップ・ヌセラ―ブラジル化学大手から受注―

独ティッセンクルップの電解槽子会社ティッセンクルップ・ヌセラは26日、ブラジルの化学大手ユニジェル(Unigel)から水電解槽を受注したと発表した。受注高は1億2,000万ドル。ブラジル初のグリーン水素量産プロジェクトとなる。

ユニジェルは第1段階として、20メガワット(MW)級の水電解槽3基を同国東部のカマサリ工業団地に設置。再生可能エネルギー電力で水を分解し、水素を年1万トン生産する。これをもとにグリーンアンモニアを6万トン作り、肥料・アクリル生産に投入する。鉄鋼メーカーや石油精製会社、合成燃料メーカーなど外部の企業にも販売する。

数年後にはグリーン水素生産能力を4倍の4万トンに拡大する。500人強の新規雇用を見込んでいる。

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