シーメンスが配電網管理システムをエジプトで受注、JICAが融資

電機大手の独シーメンスは8日、国営エジプト電力持ち株会社(EEHC)の子会社アレクサンドリア配電会社(AEDC)から高度配電管理システム(ADMS)とスマートメーターを受注したと発表した。プロジェクト総額は約5,000万ユーロで、国際協力機構(JICA)が融資支援を行う。

今後2年半でアレクサンドリア西部地区向けのADMSコントロールセンターと、市全域の配電管センターを監視するコントロールセンターを設置する。また、スマートメーター30万個と関連のハード・ソフトウエアを供給し、先進的な検針インフラを構築する。AEDCはこれにより、配電網の運営を効率化するとともに、配電に伴う電力ロスを削減。また、危機的な状況が発生した場合に効率的な対策を取ることができるようになる。

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