欧州自動車工業会(ACEA)によると、欧州連合(EU)における2021年通期の中・大型トラック(3.5トン超)の新車登録台数のうち、ディーゼル車は全体の95.8%を占めた(2020年:96.5%)。ガソリン車は僅か190台で、前年に比べ9.5%減少している。市場シェアは0.1%。電動車(ECV)、ハイブリッド車(HEV)、代替燃料車(APV)を合わせた市場シェアは4.1%だった。
ディーゼル車は、前年比13.6%増の25万5,099台だった。ポーランドは、前年比56.4%増の3万827台で、市場規模はドイツ(7万5,675台)、フランス(4万3,119台)に続きEUで3番目に大きい。
電動車(ECV)は、前年に比べ26.6%増加し1,234台に増えた。市場シェアは0.5%。新規登録台数では、ドイツが987台で最も多く、以下、オランダ(75台)、スウェーデン(50台)、フランス(49台)が続いている。
ハイブリッドトラックは67台と、前年に比べ55.9%減少した。市場シェアは2020年の0.1%から0.03%に縮小している。
天然ガス、液化石油ガス(LPG)、バイオ燃料、エタノールを含む代替燃料車(APV)は、前年比40.7%増の9,688台だった。主な市場は、ドイツ(2,258台)、フランス(1,858台)、ポーランド(1,596台)などとなっている。