●水素、脱炭素、材料科学、ロボット工学などの分野で協力
●JvNUが開発したソーラーカーの応用開発も共同で進める
アラブ首長国連邦(UAE)のシャルジャ研究技術・イノベーション団地(SRTIP)は20日、ハンガリーのジョン・フォン・ノイマン大学(JvNU)と協力協定を結んだことを明らかにした。両者はUAE国内や中東・北アフリカ地域を対象に、インキュベーション・ハブが実施するプロジェクトをウェブセミナーやイベントを通して周知していく他、学生の教育や研究開発を共同で進める。
今回の協定に基づき、JvNUは地元ケチケメートの企業と協力してSRTIPの職員や学生に研修を行う。またUAEのシャルジャ・アメリカン大学との間で、水素技術や自動車の脱炭素技術、材料科学、レーザー、ロボット工学、スマートシティなどの分野で協力していく予定だ。JvNUが開発したメガルックス・ソーラーカー(Megalux solar car)の応用開発を共同で進めることも検討されている。
JvNUは2016年に応用科学大学に認定された。大学名は20世紀のハンガリー出身の数学者ジョン・フォン・ノイマンに因んでいる。