ユーロ圏景況感、9月は大幅悪化

欧州委員会が9月29日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は93.7となり、前月の97.3から3.6ポイント低下した。景況感の悪化は7カ月連続。物価の急上昇への懸念が広がっているもようで、3カ月連続で長期平均の100を割り込んだ。

下げ幅は前月の1.2ポイントを大きく上回り、全分野で低下した。下げ幅は製造業が1.4ポイント、サービス業が3.2ポイント、消費者が3.8ポイント、小売業が1.9ポイント、建設業が1.8ポイント。

EU27カ国ベースのESIは前月を3.5ポイント下回る92.6。主要国はドイツが4.8ポイント、イタリアが3.7ポイント、フランスが3.2ポイント、スペインが1.0ポイントの幅で落ち込んだ。

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