●将来的に年産能力を4万台まで引き上げる予定
●今後10年間に欧州で20万台の無人システムの販売を目指す
ルーマニアのIoT(モノのインターネット)技術開発企業ボブネット(BobNet)・グループはこのほど、同国南部のピテシュティの拠点に生産施設を新設すると発表した。IoT対応の無人販売システムを生産し、欧州向けに輸出する計画。今後数年間で1,000万ユーロを投資する予定だ。
新施設は店舗やレストラン、物流企業の24時間化やリアルタイムでのネット接続などの用途向けに、無人の販売や貯蔵システムを生産する。同グループの既存工場の敷地面積は2,000平方メートルで、400種類以上のIoT対応機器を生産している。
同社は今後10年の間に欧州で20万台の無人システムの販売を目指しており、将来的に年産能力を4万台まで引き上げる予定だ。東欧を含む全ての欧州諸国への輸出を目指している。
ボブネットは各種食料品の自動販売システム「ボブ・コンシェルジェ」で知られている。同システムは現金やカードではなくQRコードのみで決済可能なのを特長とする。首都ブカレストでは既に130カ所以上で導入されている。