ビオンテック―豪ビクトリア州と戦略協業―

独バイオ医薬品大手ビオンテックは7日、オーストラリアのビクトリア州と戦略パートナーシップを締結することで基本合意したと発表した。メッセンジャーRNA(mRNA)をベースとするワクチン・医薬品の研究・開発で協業。プロジェクトを通して同国のmRNAエコシステムを発展させていく。

州都メルボルンにmRNA薬の研究・開発センターを設置し、研究成果を医薬品開発につなげやすくする。同地で臨床試験を迅速に行えるようにするため、ビオンテックは独自開発したワクチン製造コンテナ「ビオンテナ(BioNTainer)」を同市に設置する。

ビオンテックはオーストラリアでがん治療薬の臨床開発能力を拡大する考えも明らかにした。

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