シーメンスEが露ガスタービン合弁から撤退

発電設備大手のシーメンス・エナジーがロシア同業パワー・マシンズとの現地ガスタービン合弁会社から資本撤退する。ロシア市場からの撤退に向けた取り組みの一環。インターファックス通信が報じ、同社が追認した。

同合弁の資本65%を現地のエネルギー供給会社インターRAOに譲渡する。取引額は不明。インターRAOにはシーメンス・エナジーが露南西部のヴォロネジに持つ変圧器工場も売却する。

シーメンス・エナジーは3月にロシアの新規事業を停止。8月には現地子会社の売却方針を打ち出した。広報担当者は、ロシア市場の見通しが当面、立たないことから現地事業の売却ないし清算を模索していると述べた。

インターRAOは、外国製タービンのメンテナンスを製造元の撤退後も行うことが今回の取引の狙いだと説明している。

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