JLRの7-9月世界販売4.9%減、マイナス幅は縮小

英高級車メーカーのジャガーランドローバー(JLR)が7日発表した2022/23年度の第2四半期(7-9月期)の世界販売は前年同期比4.9%減の8万8,121台となり、5四半期連続の減少となったものの、落込み幅は前期(37%)から32.1ポイント縮小した。同社は半導体の調達に目途がついたことから、下半期(10月-3月期)は販売がさらに伸びると予想している。

7-9月期のブランド別販売台数は、ジャガーが1万7,340台(前年同期比9.9%減)、ランドローバーは7万781台(3.6%減)だった。 9月30日時点の受注残は20万5,000台となり、6月30日時から約5,000台増加した。ランドローバー「ディフェンダー」、新型「レンジローバー」と「レンジローバー・スポーツ」の3モデルの受注残は14万5,000台以上という。

ディーラーへの出荷(中国市場を除く)を前期比でみると、半導体部品の優先調達が奏功し、4%増の7万5,307台に拡大した。

地域別販売台数の伸び率を前期比でみると、中国が38%増と最も大きく、これに北米(27%増)、その他の海外(14%増)と続いた。英国(7%減)と大陸欧州(10%減)は振るわなかった。

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