ボーダフォンが独で省エネ、基地局の電力をリアルタイムで制御

英電気通信大手ボーダフォンの独法人は16日、電力消費量の引き下げ計画を発表した。エネルギーの価格が高騰しているうえ、消費量を可能な限り減らすことが全社会的な課題となっていることを踏まえた措置。基地局の消費電力を需要に応じてリアルタイムで削減する。

利用者が少ないときは送信パワーを自動的に引き下げる措置をすべての時間帯で実施する。これまでは夜間に限って行ってきた。ドイツ国内で運営する基地局およそ2万5,000カ所の大半を対象に適用する意向。通信速度は100メガビット/秒を下回らないようにする。

この措置により、電力消費量を1日当たり最大3万キロワット時、削減する。これは約3,000世帯の電力需要に相当する量だ。計画策定に当たっては監督官庁の連邦ネットワーク庁に相談。通信規制に抵触しないようにした。

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