自動車業界の見通しが大幅悪化

Ifo経済研究所が3日発表した独自動車・自動車部品業界の10月の景況感アンケート調査結果によると、今後の事業見通しを示す期待指数(見通しを「良い」とする回答の割合から「悪い」の割合を引いた数=DI)は前月のマイナス6.3ポイントからマイナス35.3ポイントへと大幅に悪化した。新規受注減少への不安が高まっている。現状判断を示す指数は0.6ポイント減のマイナス5.7ポイントだった。

下半期の利益見通しに関する指数は完成車メーカーでマイナス59.7ポイントとなり、上半期のプラス33.8ポイントから大幅に悪化した。需要減、原料・生産コストの上昇といったマイナス要因を販売価格の引き上げで相殺できないと多くのメーカーがみている。同指数はサプライヤーでもマイナス26.4ポイントからマイナス31.0ポイントへと低下した。

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