独自動車部品大手のコンチネンタル が今年8月に受けたサイバー攻撃について、独ニーダーザクセン州にあるフェルデン検察当局が捜査しているもようだ。9日付の独経済紙『ハンデルスブラット』が報じた。同紙によると、コンチネンタルでは、約40テラバイトのデータがサイバー集団の手中に渡ったもよう。今回の攻撃には、企業のITシステムを暗号化して使用を制限し、身代金を請求する「ランサムウエア」を得意とするロシア語圏のプロ集団「Lockbit 3.0」が関与していると見られている。Lockbit 3.0は、企業内部のインサイダーを通してデータにアクセスする手法で知られているが、コンチネンタルのケースでは独自にITシステムに侵入したか、インサイダーの手引きがあったかは明らかにされていない。