独ペパーモーション、ポーランドICPTからバッテリーシステムを調達

エンジン車を電気自動車(EV)に造り変えるコンバートEV事業を手がける独ペパー
モーション(Pepper Motion)は15日、ポーランドのバッテリー製造大手インパク
ト・クリーンパワーテクノロジー(ICPT)から、商用車向けバッテリーシステムを
調達すると発表した。バス及びトラック向けが対象だ。
ペパーによると、耐久性や寿命、安全性、価格といった面で乗用車向けよりもさら
に高い品質を確保する。容量60キロワット時(kWh)のバッテリーパックを1単位と
し、商用車の用途に応じて最適な数を装備できるようにする。この方法によって、
市バスや地域配送トラックなどの車種を問わず1日の走行距離で200〜250キロを確
保する。具体的にどのメーカーのバッテリーセルが採用されるのかは明らかにされ
ていない。
ペパーは他の企業からもバッテリーシステムを調達する。また、パダボーンの自社
拠点でも研究開発を進めていく方針だ。
ICPTはこの夏、ポーランドで工場を建設する計画を発表した。2024年に2ギガワッ
ト時(GWh)の年産能力で稼働し、最終的に5GWhまで拡張する方針だ。同工場はス
ロバキア同業のイノバットからプリズムセルの供給を受ける。

上部へスクロール