ユーロ圏景況感、11月は9カ月ぶりに改善

欧州委員会が11月29日に発表したユーロ圏の同月の景況感指数(ESI、標準値100)は93.7となり、前月の92.7から1.0ポイント上昇した。同指数はロシアがウクライナに侵攻した直後の3月から下落が続いていた。改善は9カ月ぶり。

分野別では消費者が3.6ポイント、サービス業が0.2ポイントの上昇となった。製造業は0.8ポイント、建設業は0.3ポイントの幅で下落。小売業は横ばいだった。

EU27カ国ベースのESIは前月を1.0ポイント上回る92.2。主要国はイタリアが4.1ポイント、ドイツが1.1ポイントの幅で改善した。スペインは1.7ポイント、フランスは1.6ポイントの下落となり、明暗が分かれた。

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