●国内および欧州で廃プラ由来の水素生産施設を展開していく
●HUIは三菱重工業とも水素生産に向けた機会調査実施で合意
ポーランドの水素技術企業ハイドロジェン・ユートピア・インターナショナル(HUI)は、同国のエネルギーエンジニアリング企業ロムゴス・グルパ(Romgos Grupa)と、廃プラスチックから水素を生産する施設の開発で協力する。金融ポータルメディア『Proactive』が17日報じたもので、国内および欧州で廃プラ由来の水素生産施設を展開していく計画だ。
両社は折半で特別目的事業体(SPV)を設立し、資金を調達してHUIの最初のプラントを建設する。ロムゴスはプラント建設に300万ズロチ(約64万ユーロ)を提供することに同意している。用地確保や許認可の取得、原料供給業者との交渉のほか、欧州連合(EU)、政府・地方自治体の助成金取得での協力も見込む。
HUIは昨年1月、三菱重工業との間で、日本で廃プラから水素を生産する機会調査を行うことで合意している。同年11月からはアイルランドのロングフォードにある水素生産施設に同社の技術を導入する計画を進めている。
HUI社ホームページ
https://www.hydrogenutopia.eu/