仏車部品大手フォルビア、チェコ工場にAMR14台を導入

●AMRはデンマークMiR社の「MiR600」と「MiR250」を7台ずつ

●同AMRは3Dカメラ、ライダー、赤外線の3つのセンサーを搭載

仏自動車部品大手フォルビアはこのほど、チェコ南西部ピセクにある「フォルシア・クリーンモビリティ」工場に自律走行搬送ロボット(AMR)14台を導入した。物流効率の改善と生産プロセスの安定、安全性の向上が目的。24時間体制で3シフト全てをカバーする。投資額は非公表だが、2年以内の投資回収を見込んでいる。

導入したAMRはデンマークのモバイル・インダストリアル・ロボット(MiR)製。14台のうち7台は負荷の高い最終工程用の「MiR600」(積載重量600キロ)で、製品を満載したパレットを物流エリアに運び、空のパレットを製造ラインに戻す。残り7台の「MiR250」(同250キロ)は倉庫から製造ラインへの部品配送に用いる。

MiRのAMRは3Dカメラ、全方位スキャナー(ライダー)、赤外線センサーの3つのセンサーを搭載し、人や障害物を自動的に回避する。専用のロボット移動管理システム(MiRフリート)により、AMRとドアやゲート、結束機間の通信を完全に自動化している。

上部へスクロール