コマツは12月20日、鉱山機械製造の独GHHグループを買収すると発表した。気候変動への意識の高まりを背景に需要の増加が見込まれる坑内掘りハードロック向け鉱山機械の分野で事業を強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。2023年6月末までの取引完了を見込む。
GHHは独西部のゲルゼンキルヒェンに本社を置く企業。狭い坑道に適したLHD(ロードホールダンプ)やダンプトラックなどの坑内掘り鉱山機械のラインナップを幅広く持つとともに、欧州・南アフリカなどに生産拠点、世界各国に代理店網を展開する。コマツは100%子会社である米コマツマイニング(KMC)を通じてGHHを買収。シナジー効果を高め、製品の開発・生産や販売・サービスなどの各機能の強化していく。