ドイツの希土類(レアアース)輸入に占める中国の割合が昨年1~11月は65.9%に達したことが、連邦統計局の24日の発表で分かった。数量ベースで約5,300万トン、金額ベースで4,930万ユーロに上る。希土類は半導体や電池、磁石などの生産に必要不可欠な材料。中国からの輸入が仮に止まると、電気自動車(BEV)などの国内生産に大きな支障が出る。
中国依存度が最も高いのはスカンジウムとイットリウムで、同国のシェアは94.4%に達した。これにランタノイドのランタン、ネオジム、プラセオジム、マリウムが75.4%で続く。