米ウルフスピード は、独西部のザールラント州にシリコンカーバイド(SiC)半導体の大型工場を建設する計画を進めているもようだ。エンスドルフにある旧石炭火力発電所の跡地に建設する計画で、4年後の量産開始を予定しているという。同工場には、独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェン も小規模投資家として出資する計画とされる。現在、公的補助金の認可が下りるのを待っているという。独経済紙『ハンデルスブラット』(20日付、オンライン版)が、消息筋から得た情報として報じた。両社およびザールランド州政府は、メディアの取材に対しコメントを控えている。『ハンデルスブラット』紙によると、ZFとウルフスピードが共同研究センターを設ける計画もあるもよう。この研究所の資本の過半数はZFが保有する方針という。