●データツール開発のほか、米国進出に資金を投じる計画
●AIを活用し、データ分析の意思決定への反映を支援
企業データに特化した人工知能(AI)・ビッグデータ分析技術を手がけるルーマニアのヴェリディオン(Veridion、旧ソリーディファイ)が、レイト・シード・ラウンドで600万米ドルを調達した。データツール開発のほか、米国進出に資金を投じる計画だ。
ヴェリディオンは2019年にブカレストを拠点として創業した。事業活動から製品の展望、所在地、従業員数、使用技術まで、ビジネスをカテゴリー化できる情報すべてを企業データと位置付ける。AIを活用することで常にデータを最新の状態に保ち、従来では難しかったデータ分析の意思決定への反映が可能になるという。独デルファイや、米国のプランクデータ、グラータといった競合よりもデータの対象範囲が大きいことが特長と説明する。
べりディオンは今回獲得した資金を投じ、年内に米ニューヨークに拠点を新設する。米国事業の強化を図る予定だ。
今回の資金調達では、従来からの投資家であるデイ・ワン・キャピタル、ギャップマインド・ベンチャーパートナーズにならび、新たにローンチハブ・ベンチャーズ、OTBベンチャーズ、アンダーライン・ベンチャーズが投資した。
ヴェリディオン(旧ソリーディファイ)社ホームページ
https://www.soleadify.com/