凸版印刷がチェコに新工場、透明バリアフィルムを生産

凸版印刷は17日、チェコに透明バリアフィルム工場を設置すると発表した。欧州に
おける環境配慮型(エコ)パッケージの需要増大に応える。新会社「トッパン・
パッケージング・チェコ」を通じ、2024年末から生産を行う。投資額は明らかにし
ていない。
敷地面積が約5万平方メートルの新工場では、透明バリアフィルム製品「GL
BARRIER」シリーズを生産する。凸版印刷の透明バリアフィルム「GL FILM」をベー
スとする同製品は高いバリア性能を持つ。また、バリア素材として一般的なアルミ
を使わないため、包装資材における脱アルミ化の動きに合致している。
欧州では環境性能が高くリサイクルしやすいパッケージの需要が急速に高まってい
る。同社はチェコ新工場と日本、すでに稼働している米ジョージア工場を合わせた
3拠点体制で、持続可能性に軸足を置くSX(サステナブル・トランスフォーメー
ション)事業を強化していく方針だ。

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