シーメンス・エナジー―イラクで発電所メンテナンスを受注―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーがイラクの発電所のメンテンナンスなどを同国エネルギー省から受注した。アンナレーナ・ベアボック独外相の同国訪問に合わせて7日、契約の調印が行われた。受注額は明らかにされていない。

発電所3カ所のメンテナンスを5年間、行う。イラクの電力事情を改善する狙いがあり、発電所スタッフの研修も行う。

同国では停電が頻発し、産業や日常生活に大きな支障が出ている。2019年には大規模な抗議デモが起きた。

イラク政府は国内の電力事情を改善する意向で、ジヤード・アリー・ファーディル電力相は1月のドイツ訪問時に、電力インフラ拡充に向けてシーメンス・エナジーと基本合意を締結した。同社は複数のプロジェクトを通して停電リスクの軽減や二酸化炭素(CO2)排出量の削減に取り組むことになっている。

上部へスクロール