トルコ、中国産EVの輸入関税を引き上げ

●関税率を40ポイント引き上げ、実質販売価格を引き上げる狙い

●トルコでは今月、初の国産EVが発売予定

トルコは3日、中国から輸入されるバッテリー型電動車(BEV)の関税率を40ポイント引き上げた。トルコ初の国産EVが近く発売されることを踏まえ、価格競争力のある中国車の実質販売価格を引き上げる狙いとみられる。

国産EV製造元のTOGGは昨年10月、量産体制に入った。認証試験を経て、今月中に最初のモデルとなるSUVの発売を予定している。

政府は国産EVの実現を図るため、軽減税制の適応や用地取得、低利融資、2035年まで年間3万台調達の確約など、さまざまな支援を行ってきた。

2022年のトルコEV販売台数は、消費税軽減措置などが奏功して前年の3倍に当たる7,733台へ急増した。ただ、販売総数に占める割合は1%強にしかならない。

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