英上場企業の取締役、女性割合が初の40%突破

英国内の有力上場企業の取締役に占める女性の割合が2022年に初めて40%台に達したことが、経済界での女性の地位強化を推進する独立系機関の調査で分かった。目標を3年前倒しで達成したことになる。

同調査によると、英国の代表的な株価FTSE300を構成する上場350社の女性取締役の割合は、1月11日時点で40.2%。前年から約3ポイント上昇した。上位100銘柄で構成されるFTSE100では、同1.4ポイント増の40.5%だった。

英国では上場企業に女一定規模の女性性取締役を登用することを義務付けるルールはないが、英金融行動監視機構(FCA)は昨年4月、ロンドン証券取引所に上場するすべての企業に取締役会での女性の比率を40%以上とすることを求める新規則を発表。25年までに達成することを求めている。達成できなかった場合の罰則規定はないものの、要件を満たせなかった企業は理由を説明しなければならない。

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