ドイツ連邦統計局は17日、会社更生手続きの適用申請件数が2022年は前年比4.3%増の1万4,590件に拡大したと発表した。増加は金融危機のさなかにあった09年以来で、13年ぶり。コロナ禍を受けて20年と21年に同手続きの申請義務が大幅に緩和されたことから、22年は反動で増加した。
負債総額は推定148億ユーロとなり、前年の483億ユーロから大幅に縮小した。比較対象の21年は大型倒産が多く、額が膨らんだという事情がある。
申請件数が最も多かった業界は建設で、2,698件(前年比11.3%増)に上った。これに流通(自動車メンテナンス・修理を含む)が2,239件(5.5%増)で続いた。