ノルウェー自動車部品大手のコングスベルグ・オートモーティブ(以下、KA)は10日、同社のドライブライン事業部門が中国の大手OEMから乗用車向けのアクチュエーターの新規受注を獲得したと発表した。契約は3年間で、受注総額は2,600万ユーロ。
受注したのは、KAの電動ロータリーアクチュエーター「ARC」。当該部品は、トランスミッションの駆動モードをパーク(P)、ドライブ(D)、ニュートラル(N)、リバース(R)に変更する際に使用する。中国の無錫工場で生産し、顧客に供給する。
KAによると、顧客のOEMはハイブリッドシステムから電動システムへ移行する戦略を進めており、今回の受注は当該戦略の一環に位置づけられる。
■ ドライブライン内のシフトシステムの契約2件を3年延長
コングスベルグ・オートモーティブは10日、同社のパワートレイン&シャーシ事業部門が大手乗用車メーカーとのドライブライン内のシフトシステム供給に関する契約2件を3年延長したと発表した。
2件合わせた受注総額は、約4,500万ユーロとなる。内訳は、1件が2,680万ユーロ、もう1件は1,820万ユーロ。スロバキアのVrable工場とフランスのクリューズ工場で当該システムを生産する。