コンチネンタル、車載装置が不要のトラック料金徴収サービスを発表

独自動車部品大手のコンチネンタルは6日、道路通行料徴収サービス会社の仏アクセス(Axxes)と提携し、トラック向けにOBU(オンボードユニット)が不要の料金徴収サービスを提供すると発表した。コンチネンタルの次世代スマートタコグラフ「VDO DTCO4.1」のデータをアクセスのクラウドプラットフォームに転送する仕組み。アクセスは収集した車両データを使って新たな付加価値サービスの開発もできるようになる。

データの転送には、デジタルタコグラフとフリート管理用のオンラインプラットフォームをクラウド経由で常時接続するコンチネンタルのソリューション「VDO Link」を活用する。「VDO DTCO4.1」タコグラフには車載機器と道路間の双方向の無線通信技術であるDSRC(狭域通信)モデムが組み込まれており、車両データをコンチネンタルのサービスプラットフォームを介してアクセスに送信する。

コンチネンタルは、デジタルタコグラフのデータを利用した料金徴収システムについて、OBUのようなハードウエアの依存から、タコグラフのデータを中心に活用する分散型車載機器(OBE=On Board Equipment)事業への移行の最初のステップになるとしている。

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