ディープドライブ―BMWとコンチネンタルが出資―

電動車用の次世代モーターを開発する独スタートアップ企業ディープドライブは21日、シリーズAの資金調達で1,500万ユーロを確保したと発表した。既存の株主のほか、自動車大手BMWと自動車部品大手コンチネンタルがベンチャーキャピタル部門を通してそれぞれ資金を提供する。

ディープドライブはミュンヘンに本社を置く企業で、ラディアルフラックス・デュアルローターというタイプのモーターを開発している。同モーターはエネルギーロスが少ないことから電動車の航続距離を最大20%延長できる。生産コストが低く、資源も節約できるというメリットもあるという。

すでに世界の自動車大手10社のうち8社と協業している。2026年の量産開始を見込んでいる。

現在のモーターはかつてに比べ大幅に効率アップしている。それにもかかわらず、15~20キロワット時(kWh)のうち3~4kWhはロスしており、無駄を減らす余地は大きい。共同設立者のアレクサンダー・ローゼン氏は独電動車専門ポータルに、「わが社はこのロスを大幅に減らす技術を持っている」と語った。

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