ステランティスとCACFのリース合弁会社、事業を拡大

欧州自動車大手のステランティスは3月22日、仏金融大手クレディ・アグリコルの消費者金融部門、クレディ・アグリコル・コンシューマーファイナンス(CACF)と折半出資で設立した複数ブランドのオペレーショナル・リース会社「NewCo」を通し、仏リース大手ALDオートモーティブのポルトガル事業と蘭同業リースプランのルクセンブルク事業を買収すると発表した。欧州におけるリース事業を強化するのが目的。当局の承認を経て、年内の取引完了を見込む。

ステランティスは経営戦略「デア・フォワード2030」の中で、2026年までにリース車両を100万台に拡大する目標を掲げる。NewCoに統合した同社のレンタカーサービス「Leasys」と、プジョーのリースサービス「フリー2ムーブ・リース(F2ML)」を合わせたリース車両は現在約82万8,000台。今回の取引により、約3万台増える。

CACFは一方、傘下のFCAバンク及びレンタカー会社ドライヴァリア(Drivalia、旧Leasys Rent)を通してALDのアイルランドとノルウェーの事業、リースプランのチェコとフィンランドの事業を吸収する。

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