計量器大手の独ビゼルバは20日、セルビア中西部のヴァリェヴォで工場を開所し
た。小売店向けのハイテク計量器を生産する。同社にとり中東欧初の生産拠点で、
「戦略的に重要な成長市場」に製品とサービスを提供していく。投資額は2,100万
ユーロ。
新拠点は製造に加え、購買や倉庫保管、物流などの機能も持つ。施設面積は1万
1,227平方メートル。従業員は当初55人を雇用し、最大300人まで増やす。
ビゼルバは計量器のほか計量ラベルプリンタ、価格表示機、食肉加工機やパン切り
機などを手がける。世界120カ国に進出し、およそ4,500人を雇用する。本国ドイツ
のほかオーストリア、スイス、イタリア、フランス、スペイン、米国で工場を操業
する。セルビアでも同社製品が販売されている。