独自動車部品大手のコンチネンタルは4月12日、超広帯域(UWB)技術を使用した既存のデジタルアクセス(仮想キー)ソリューション「CoSmA」に車内に残された子供を検知する機能を追加したと発表した。10秒以内に車内に残された子供を検知して音声などでドライバーに警告する仕組み。
米ジョージア大学の調査によると、屋外の気温が摂氏30度の場合、車内の温度は30分以内に子供の生命に危険が及ぶ摂氏46度まで上昇するという。
コンチネンタルが開発したシステムは、発信したUWB信号の反射により、物体を検知する仕組み。呼吸する際の胸の動きといった細かな動作も検知することが可能で、幼児、子供、大人を区別することもできる。毛布などで体が覆われていたり、足元のスペースに子供が入り込んだりしていても検知することができるという。
コンチネンタルは、スマートフォンを車両キーとして使うことができるデジタルアクセス(仮想キー)ソリューション「CoSmA」を2021年に市場投入している。