英の1~3月期GDPは0.1%増、2四半期連続でプラス成長

英政府統計局(ONS)が12日発表した2023年1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は、前期比0.1%増となり、2四半期連続でプラス成長となった。ただ、物価高やストライキの続発、金利上昇の影響で伸び率は小幅にとどまった。

成長率は前期と同水準。分野別では設備投資が1.3%増、建設業が0.7%増と好調だった。サービス業は0.1%増。教育、医療が落ち込んだが、IT(情報通信)部門が1.2%増となったことに支えられ、前期と同水準の伸びを維持した。

鉱工業は0.1%増で、横ばいだった前期から改善。一方、個人消費は横ばいとなり、前期の0.2%増から悪化した。物価高騰で家計の実質所得が低下したことが響いた。

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