スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーは1日、米グーグルのOSが組み込まれた車両に無線更新(OTA)技術を使ってアップルの端末と車載機器を連携させる「アップルカープレイ(CarPlay)」を利用できるようにすると発表した。対象車両の数は65万台以上で、一回のOTAとしては過去最多となる。
更新により、ハンドルの真後ろにある画面(ドライバーディスプレー)で「Apple Maps」などのナビゲーションアプリを利用できるようになった。通話情報の表示機能も追加し、ハンドルのボタンで通話への応答や終了、拒否などの操作を行える。また、センターディスプレーにはメディア情報を表示するほか、操作性を改善して楽曲の再生や一時停止、スキップなどを簡単にできるようにした。
ほか、ハンドルのボタンを押して運転支援機能を切り替えたり、施錠時にサイドミラーを折りたたむかどうかを選択できるようになる。
ボルボ・カーはこれまでに延べ100万台のボルボ車でOTAを実行してきた。