ドイツ連邦統計局が14日発表した6月の卸売物価指数(2015年=100)は前年同月比2.9%減の132.8(2015年=100)に低下し、20年6月以来3年ぶりの大幅下落となった。同指数の低下は3カ月連続。過去最高となった22年9月(138.6)を4.2%下回っている。
全体を最も強く押し下げたのは前月同様、石油製品で、前年同月を22.7%下回った。石油製品の下落は4カ月連続。このほか、古材・残材(-31.7%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(-28.4%)、鉱石・金属(-20.8%)で下げ幅が大きかった。果物・野菜・じゃがいも(+29.2%)、動物(+20.7%)、鉱物製の建材・建具(+7.7%)は大きく上昇した。
卸売物価は前月比ではマイナス0.2%となり、3カ月連続で低下した。