バイエルが農薬のR&D拠点を独モンハイムに建設

ライフサイエンス大手バイエルは30日、ドイツ西部のモンハイムで農薬研究・開発(R&D)施設の鍬入れ式を行った。健康と環境への影響が少ない新たな農薬ソリューションを開発する。農薬部門の戦略・持続可能性担当者は「われわれは将来を見据え今日の農業生産を根本的に改め、持続可能な農業に転換しなければならない」と述べた。同社は自社製農薬が環境に与える影響を2030年までに30%引き下げることを目指している。

研究室と事務所、温室からなる5階建ての施設を建設する。床面積は2万8,000平方メートル。投資額は2億2,000万ユーロで、農薬部門が行う独投資では1979年以降で最大となる。26年の全面開所を予定する。雇用規模は約200人。

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