ドイツ連邦統計局が12日発表した8月の卸売物価指数(2015年=100)は前年同月比2.7%減の132.7(2015年=100)に低下した。同指数の下落は5カ月連続。過去最高となった22年9月(138.6)を4.3%下回っている。
全体を最も強く押し下げたのはこれまで同様、石油製品で、前年同月を15.8%下回った。石油製品の下落は6カ月連続。このほか、古材・残材(-30.0%)、穀物・葉たばこ・種子・飼料(-21.4%)、化学品(-18.2%)、鉱石・金属(-16.1%)で下げ幅が大きかった。動物(+24.4%)、果物・野菜・じゃがいも(+22.3%)、砂糖・甘味菓子・パン類(+14.5%)、食肉・肉製品(+7.0%)は大きく上昇した。
卸売物価は前月比ではプラス0.2%となり、5カ月ぶりに上昇した。石油製品は平均6.9%値上がりした。