シュコダ自、印にベトナム向けCKDキットの出荷拠点

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダ自動車は18日、インドのプ
ネーにベトナム向けのコンプリート・ノックダウン(CKD)部品キットの出荷拠点
を開設したと発表した。面積は約1万6,000平方メートル。インドで生産されている
SUV「クシャク」と「スラビア」の組み立て部品を梱包し、ムンバイ港からコンテ
ナで輸出する。
ベトナムでは提携するタイン・コン・モーター(Thanh Cong Motor、TCモーター)
がCKD生産を行う。同社とシュコダ自は現在、東北部クアンニン省で年産能力12万
台の工場を建設しており、2024年上半期に「クシャク」、25年から「スラビア」の
生産を開始する予定。製品は東南アジア諸国連合(ASEAN)全域への輸出を視野に
入れる。
シュコダ自は9月、ベトナム市場への参入を正式に発表した。当初は人気のSUVでC
セグメントの「カロク」と、Dセグメントの「コディアク」をチェコ工場から輸入
販売する。2026年以降には電動車「エンヤックiv」も市場投入する計画だ。

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