フィンランドのヴァルメト、ポーランドのEV部品工場を拡張

フィンランドの自動車・部品受託生産メーカー、ヴァルメト・オートモーティブは
26日、ポーランド西部ジャリの工場を拡張すると発表した。同工場を操業するルー
フ・アンド・キネマティック・システム(RKS)事業部門の受注好調を受けたも
の。2025年10-12月期から電動車(EV)向けのアクティブスポイラーや充電フラッ
プなどを生産する。新規雇用は350人。
ジャリ工場は面積が1万6,000平方メートル。コンバーチブル・ルーフシステムなど
EV用のキネマティックシステムを生産している。24年上半期に拡張工事を開始し、
新たに物流スペースを含む7,000平方メートルを増床する。25年1-3月期に生産設備
を導入する予定。
RKS部門は製品を独オスナブリュックの開発センターで設計し、ジャリ工場で生産
する体制をとっている。
ヴァルメトは中国の電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)と戦略・資本提携し、
23.08%の出資を受けている。このほか、フィンランドの政府系投資会社Tesiと民
間投資会社のPontosがそれぞれ38.46%を出資している。

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