ポストバンク支店を26年半ばまでに半減

独銀最大手のドイツ銀行は傘下のリテールブランド、ポストバンクで支店数を2026年半ばまでに現在の550カ所から250カ所に削減する計画だ。ネットバンキングの普及を背景に多くの支店が不採算となっていることから、メスを入れる。リテール事業の統括責任者が『フィナンシャル・タイムズ』のインタビューで明らかにした。

ポストバンクは郵便・物流大手ドイツポストの元子会社で、ドイツ銀は10年に買収した。買収に際し、ポストバンク支店を存続させるとともに、切手・小荷物の取り扱いを継続することを長期契約で義務付けられていた。この契約の変更に成功したことから、支店網を再編する。どの支店が閉鎖されるかは従業員代表との今後の交渉で決まる。存続する支店のうち100カ所では切手・小荷物の取り扱いを停止し、金融サービスに特化する。

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